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外桜田
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そとさくらだ
ふりがな文庫
“
外桜田
(
そとさくらだ
)” の例文
先
(
まず
)
江戸
大城
(
たいじょう
)
に近く、
外桜田
(
そとさくらだ
)
の
弁慶堀
(
べんけいぼり
)
より大名屋敷の白壁打続く
霞
(
かすみ
)
ヶ
関
(
せき
)
の傾斜は広重の好んで描きし地点なり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
すっかり恐縮して
外桜田
(
そとさくらだ
)
のお屋敷へ参上してみると、誰かお
手附
(
てつき
)
の御用人にでも会って何か話があるのだろうと思って来たのが、直接殿様にお眼通りするのだという。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
お濠にそって紀伊国坂をくだったとして、そこから
外桜田
(
そとさくらだ
)
へぬけるには、喰違御門か赤坂御門。
顎十郎捕物帳:11 御代参の乗物
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
爺いさんは元大番
石川阿波守総恒組美濃部伊織
(
いしかわあわのかみふさつねくみみのべいおり
)
と云って、宮重久右衛門の実兄である。婆あさんは伊織の妻るんと云って、
外桜田
(
そとさくらだ
)
の黒田家の奥に仕えて
表使格
(
おもてづかいかく
)
になっていた女中である。
じいさんばあさん
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
江戸南町奉行
(
えどみなみまちぶぎょう
)
、
大岡越前守
(
おおおかえちぜんのかみ
)
忠相である。
外桜田
(
そとさくらだ
)
のお
役宅
(
やくたく
)
、書院作りの奥の一間だった。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
半蔵御門
(
はんぞうごもん
)
より
外桜田
(
そとさくらだ
)
の堀あるいはまた
日比谷
(
ひびや
)
馬場先
(
ばばさき
)
和田倉
(
わだくら
)
御門外
(
ごもんそと
)
へかけての
堀端
(
ほりばた
)
には一斉に柳が
植
(
うわ
)
っていて処々に
水撒
(
みずまき
)
の車が片寄せてある。この柳は恐らく明治になってから植えたものであろう。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
外桜田
(
そとさくらだ
)
に近い、屋敷である。奥まった書院づくりの一室で、縁に近く、野山の雑草、雑木をそのまま移し植えてあるので、いながらにして深山にある思いがする。忠相の趣味である。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
外桜田
(
そとさくらだ
)
……南町奉行大岡越前守忠相の役宅。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
桜
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外聞
外濠