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墓詣
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はかまいり
ふりがな文庫
“
墓詣
(
はかまいり
)” の例文
「お彼岸だものですから、お
墓詣
(
はかまいり
)
に一人で出て来たついでに、あんまり気持が
佳
(
よ
)
いのでつい何時までも家に帰らずにふらふらしていました。」
菜穂子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
気に成りますから、……ずっと
十二月
(
しわす
)
までおくれましたが、
墓詣
(
はかまいり
)
の時、茶屋で聞いて、塔婆のぬしの菩提寺がわかりました。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お久は
此処
(
こゝ
)
へ葬りになり、
己
(
おれ
)
は、逃げれば甚藏が訴人するから、やっぱり羽生村に足を止めて
墓詣
(
はかまいり
)
に来られる。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
すぐに取って返せば、忘れ物でもしたように思うであろう。……先祖代々の
墓詣
(
はかまいり
)
は
昨日
(
きのう
)
済ますし、久しぶりで見たかった公園もその帰りに廻る。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると其の翌年になりまして花車重吉という関取は
行違
(
ゆきちが
)
いになりましたことで、
毎年
(
まいねん
)
春になると年始に参りますが、惣次郎の
墓詣
(
はかまいり
)
をしたいと出て来ましたが、取急ぎ水街道の麹屋へも寄らず
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
一つは、鞄を提げて
墓詣
(
はかまいり
)
をするのは、事務を扱うようで気がさしたからであった。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その前に、
渠
(
かれ
)
は母の
実家
(
さと
)
の
檀那寺
(
だんなでら
)
なる、この
辺
(
あたり
)
の寺に
墓詣
(
はかまいり
)
した。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
墓
常用漢字
小5
部首:⼟
13画
詣
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“墓”で始まる語句
墓
墓地
墓所
墓石
墓場
墓参
墓穴
墓標
墓原
墓碣