その事は言わぬけれど、明方の三時から、夜の白むまで垢離取って、願懸けすると頼んだら、姉さんは、喜んで、承知してくれました。
お産の前後に来て垢離を取り生れ子の安全をお祈りするところであった為に泉の名を子安の井といい、やはり弘法大師の加持水だという伝説をもっていました。
と云うのは今では滝の水は、巨大な棒——樋なのであるが、それを伝って岩組の建物——すなわち華子の垢離部屋なのであるが、その中へ落ち込んでいるのであった。
“垢離”の意味
《名詞》
神仏に祈願する前に冷水を浴び、心身を清めること。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“垢離”の解説
垢離(こり)とは、神仏に祈願する時に、冷水を浴びる行為のこと。水垢離(みずごり)、水行(すいぎょう)とも言う。
垢離は漢語には見当たらず、純粋な和語と考えられている。
(出典:Wikipedia)
垢離は漢語には見当たらず、純粋な和語と考えられている。
(出典:Wikipedia)