“垢離堂”の読み方と例文
読み方割合
こりどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは一同の希望きぼうで、ゆうべも月ノ宮の垢離堂こりどうで、血気けっき面々めんめんがみな口をそろえていうには、自分たちも闘士として出場しゅつじょう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊那丸以下いなまるいかのひとびとは、あのそうどうのあったばんから、御岳みたけの一しゃ謹慎きんしんして、神前しんぜんをけがしたつみしゃすために、かわるがわる垢離堂こりどうの前で水垢離みずごりをとった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神官はまた、ほうによって、伊那丸いなまるや民部や、龍太郎りゅうたろうやすべて、忍剣と道づれである者を六人とも、垢離堂こりどうらっして、謹慎きんしんすべきようにめいじた。これも、おきてとあればいなむことができない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)