土座どざ)” の例文
五月朔日ごぐわつついたちことなり其夜そのよ飯坂いひざか宿とまる。温泉をんせんあればいり宿やどをかるに、土座どざむしろいて、あやしき貧家ひんかなり。ともしびもなければ、ゐろりの火影ほかげ寢所しんじよまうけて云々うん/\
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ふるさとに金葉集をあづけ来ぬ神社みや土座どざする乞食かたゐうば
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)