トップ
>
唇紅
>
くちべに
ふりがな文庫
“
唇紅
(
くちべに
)” の例文
そのまゝ
樹下
(
きのもと
)
に立せ玉ふ
石地蔵𦬇
(
いしのぢぞうぼさつ
)
の
前
(
まへ
)
に
並
(
なら
)
びたちながら、
懐中
(
くわいちゆう
)
より
鏡
(
かゞみ
)
を
出
(
いだ
)
して
鉛粉
(
おしろい
)
のところはげたるをつくろひ、
唇紅
(
くちべに
)
などさして
粧
(
よそほひ
)
をなす、これらの
粧具
(
しやうぐ
)
をかりに
石仏
(
せきぶつ
)
の
頭
(
かしら
)
に
置
(
お
)
く。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ハルミが、べっとりと
唇紅
(
くちべに
)
のついた吸いかけの
光
(
ひかり
)
を置いて、立って行った。
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
私はしみじみと
白粉
(
おしろい
)
の匂いをかいだ。眉をひき、
唇紅
(
くちべに
)
も濃くぬって、私は柱鏡のなかの姿にあどけない笑顔をこしらえてみる。青貝色の
櫛
(
くし
)
もさして、桃色のてがらもかけて
髷
(
まげ
)
も結んでみたい。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
そのまゝ
樹下
(
きのもと
)
に立せ玉ふ
石地蔵𦬇
(
いしのぢぞうぼさつ
)
の
前
(
まへ
)
に
並
(
なら
)
びたちながら、
懐中
(
くわいちゆう
)
より
鏡
(
かゞみ
)
を
出
(
いだ
)
して
鉛粉
(
おしろい
)
のところはげたるをつくろひ、
唇紅
(
くちべに
)
などさして
粧
(
よそほひ
)
をなす、これらの
粧具
(
しやうぐ
)
をかりに
石仏
(
せきぶつ
)
の
頭
(
かしら
)
に
置
(
お
)
く。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
唇
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
“唇”で始まる語句
唇
唇元
唇歯
唇頭
唇辺
唇許
唇歯輔車
唇形
唇々
唇鳴