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呼物
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よびもの
ふりがな文庫
“
呼物
(
よびもの
)” の例文
美術館
(
ピナコテカ
)
では
沢山
(
たくさん
)
あるリユニイの絵を面白いと思つた。ラフワエルの「処女のマリア」は
呼物
(
よびもの
)
であるに
拘
(
かゝは
)
らず芝居
掛
(
がゝ
)
つた有難くない絵であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
実はあの
方
(
ほう
)
を、東京の
方
(
かた
)
がなさる別荘を
真似
(
まね
)
て造ったでありますが、主人が
交際
(
つきあい
)
ずきで
頻
(
しきり
)
と客をしまする
処
(
ところ
)
、いずれ海が、何よりの
呼物
(
よびもの
)
でありますに。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それにつき鴎外の性格の一面を
窺
(
うかが
)
うに足る一挿話がある。或る年の『国民新聞』に文壇逸話と題した文壇の楽屋
咄
(
ばなし
)
が毎日連載されてかなりな
呼物
(
よびもの
)
となった事があった。
鴎外博士の追憶
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
湊屋に
皆
(
みな
)
という娘がいた。このみいちゃんは美しいので、茶屋の
呼物
(
よびもの
)
になっていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
殊
(
こと
)
に『都之花』の巻頭の
呼物
(
よびもの
)
となった「
花車
(
はなぐるま
)
」は愚作であると思った。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
呼
常用漢字
小6
部首:⼝
8画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“呼”で始まる語句
呼吸
呼
呼鈴
呼息
呼出
呼子
呼応
呼笛
呼気
呼込