“合間々々”の読み方と例文
読み方割合
あひま/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして彼は三度同じ言葉を繰り返して、口を合間々々あひま/\に、段々と、灰の色よりも蒼ざめて來た。彼は自分が何をしてゐるか、殆んど知らないやうだつた。
るとかれひだりしきりにまきへながら、みぎくろ表紙へうしほんつて、よう合間々々あひま/\それんでゐる樣子やうすであつた。宗助そうすけ宜道ぎだう書物しよもつたづねた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
けれどもしづまつた合間々々あひま/\に、はつきりしないけれどもかなしげにそれが聞えて來るのです。とう/\私は遠くで犬が吠えてゐるに相違ないと思ひました。それが止んだときにはほつとしました。