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取消
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とりけし
ふりがな文庫
“
取消
(
とりけし
)” の例文
私の所へ直接にはかけ合わなかったけれども、当時私の下働きをしていた男に
取消
(
とりけし
)
を申し込んで来ました。それが本人からではないのです。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今更子供の
取消
(
とりけし
)
も出来ないので、困つた事をしたものだと、
可愛
(
かあい
)
らしい顔を
顰
(
しか
)
めてゐたが、
仕合
(
しあわせ
)
と
小才
(
こさい
)
の利いた男が
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
さうして
被害者
(
ひがいしや
)
から
事實
(
じじつ
)
が
相違
(
さうゐ
)
したといふ
意味
(
いみ
)
の
取消
(
とりけし
)
を
出
(
だ
)
せばそれで
善
(
い
)
いといふことにまで
運
(
はこ
)
びがついた。
微罪
(
びざい
)
といふので
其
(
その
)
筋
(
すぢ
)
の
手加減
(
てかげん
)
が
出來
(
でき
)
たのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
帰りがけに新聞屋に談判に行こうと思ったが、学校から
取消
(
とりけし
)
の手続きはしたと云うから、やめた。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“取消(取消し)”の解説
取消し(とりけし)とは、ある行為についてそのなされた過程に問題があることを理由としてそれを遡及的に無効とする旨の意思表示。取消しをすることができる権利を取消権、取消権を有する者を取消権者と呼ぶ。ある法律行為を法律で規定された者(取消権者)の意思表示によって、行為の当時にさかのぼってなかったことにするものであり、取消権は形成権である。
(出典:Wikipedia)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付