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双手
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そうしゅ
ふりがな文庫
“
双手
(
そうしゅ
)” の例文
旧字:
雙手
近日S市に帰って永住の計を定めるとの
事故
(
ことゆえ
)
、知ると知らざるとを問わず、交際社会の人々は
双手
(
そうしゅ
)
を上げてこの大成功者を歓迎することであろう
白髪鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その
後
(
のち
)
五百は折々
箒
(
ほうき
)
に
塵払
(
ちりはらい
)
を結び附けて、
双手
(
そうしゅ
)
の如くにし、これに衣服を
纏
(
まと
)
って壁に立て掛け、さてこれを
斫
(
き
)
る
勢
(
いきおい
)
をなして、「おのれ、母の
敵
(
かたき
)
、思い知ったか」
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
演奏会は数千の人を集めて、数千の人はことごとく
双手
(
そうしゅ
)
を
挙
(
あ
)
げながらこの二人を歓迎している。同じ数千の人はことごとく五
指
(
し
)
を
弾
(
はじ
)
いて、われ一人を排斥している。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一同は不意を喰って驚きはしたが、
双手
(
そうしゅ
)
を
直
(
す
)
ぐに挙げることには
躊躇
(
ちゅうちょ
)
しなかった。
人造人間殺害事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“双手”の意味
《名詞》
双 手(そうしゅ、もろて)
両手。
(出典:Wiktionary)
双
常用漢字
中学
部首:⼜
4画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“双”で始まる語句
双
双六
双生児
双方
双眸
双子
双眼鏡
双親
双肌
双児