トップ
>
厘錢
>
りんせん
ふりがな文庫
“
厘錢
(
りんせん
)” の例文
一
厘錢
(
りんせん
)
は
黄銅
(
くわうどう
)
の
地色
(
ぢいろ
)
がぴか/\と
光
(
ひか
)
るまで
摩擦
(
まさつ
)
されてあつた。どつぺを
引
(
ひ
)
いたのが
更
(
さら
)
に
親
(
おや
)
になつて一
度
(
ど
)
毎
(
ごと
)
にどつぺは
解
(
と
)
いて
他
(
た
)
の
綱
(
つな
)
へつける。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
只
(
たゞ
)
一
本
(
ぽん
)
の
綱
(
つな
)
の
臀
(
しり
)
には
彼等
(
かれら
)
のいふ「どツぺ」が
附
(
つ
)
いて
居
(
ゐ
)
てそれがどさりと
疊
(
たゝみ
)
を
打
(
う
)
つて
一人
(
ひとり
)
の
手
(
て
)
もとへ
引
(
ひ
)
かれる。どつぺは一
厘錢
(
りんせん
)
を三
寸
(
ずん
)
ばかりの
厚
(
あつ
)
さに
穴
(
あな
)
を
透
(
とほ
)
してぎつと
括
(
くゝ
)
つた
錘
(
おもり
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
厘
常用漢字
中学
部首:⼚
9画
錢
部首:⾦
16画
“厘”で始まる語句
厘
厘毫