“半疊（はんでふ）” の例文
新字：半畳
障子（しやうじ）を透（す）かして、疊（たゝみ）凡（およ）そ半疊（はんでふ）ばかりの細長（ほそなが）い七輪（しちりん）に、五（いつ）つづゝ刺（さ）した眞白（まつしろ）な串團子（くしだんご）を、大福帳（だいふくちやう）が權化（ごんげ）した算盤（そろばん）の如（ごと）くずらりと並（なら）べて、眞赤（まつか）な火（ひ）を、四角（しかく）な團扇（うちは）で、ばた／＼ばた
松の葉 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
疊（たゝみ）半疊（はんでふ）ばかりなのを、大（おほ）きく、ふはりとこしらへた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)