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午夜
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ごや
ふりがな文庫
“
午夜
(
ごや
)” の例文
御殿場のここの
駅路
(
うまやじ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
おど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かたりをはるとき
午夜
(
ごや
)
の時計ほがらかに鳴りて、はや舞踏の
大休
(
おおやすみ
)
となり、妃はおほとのごもり玉ふべきをりなれば、イイダ姫あわただしく坐を
起
(
た
)
ちて、こなたへ差しのばしたる
右手
(
めて
)
の指に
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
御殿場のここの
駅路
(
うまやぢ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
をど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かたりおわるとき
午夜
(
ごや
)
の時計ほがらかに鳴りて、はや舞踏の大休みとなり、妃はおおとのごもりたもうべきおりなれば、イイダ姫あわただしく坐をたちて、こなたへさしのばしたる
右手
(
めて
)
の指に
文づかい
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
午夜
(
ごや
)
ふけて揺るるものあり。わが窓の硝子戸の
外
(
そと
)
、
真透
(
ますか
)
せば月に影して
凍
(
こご
)
え雲絶えず走れり。円かなる望月ながら、
生蒼
(
なまあを
)
く
隈
(
くま
)
する月の、傾けばいよよ薄きを、あな
寒
(
さむ
)
や揺るる竹あり。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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午夜
(
ごや
)
ふけて揺るるものあり。わが窻の硝子戸の
外
(
そと
)
、
真透
(
ます
)
かせば月に影して
凍
(
こご
)
え雲絶えず走れり。
円
(
まど
)
かなる望月ながら、
生蒼
(
なまあを
)
く
隈
(
くま
)
する月の、傾けばいよよ薄きを、あな寒や揺るる竹あり。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
午
常用漢字
小2
部首:⼗
4画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
“午”で始まる語句
午
午後
午飯
午前
午餐
午過
午睡
午頃
午砲
午食