“真透”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ます50.0%
ますか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午夜ごやふけて揺るるものあり。わが窻の硝子戸のそと真透ますかせば月に影してこごえ雲絶えず走れり。まどかなる望月ながら、生蒼なまあをくまする月の、傾けばいよよ薄きを、あな寒や揺るる竹あり。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
午夜ごやふけて揺るるものあり。わが窓の硝子戸のそと真透ますかせば月に影してこごえ雲絶えず走れり。円かなる望月ながら、生蒼なまあをくまする月の、傾けばいよよ薄きを、あなさむや揺るる竹あり。