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十拳
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とつか
ふりがな文庫
“
十拳
(
とつか
)” の例文
伊弉諾神
(
いざなぎのかみ
)
は、そのあとで、さっそく
十拳
(
とつか
)
の
剣
(
つるぎ
)
という長い剣を引きぬいて、女神の
災
(
わざわい
)
のもとになった火の神を、一うちに
斬
(
き
)
り殺してしまいになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ここに速須佐の男の命、その
御佩
(
みはかし
)
の
十拳
(
とつか
)
の劒を拔きて、その蛇を切り
散
(
はふ
)
りたまひしかば、
肥
(
ひ
)
の河血に
變
(
な
)
りて流れき。かれその中の尾を切りたまふ時に、
御刀
(
みはかし
)
の刃
毀
(
か
)
けき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
神はそれをご覧になると、あわてて
十拳
(
とつか
)
の
剣
(
つるぎ
)
を抜きはなして、それでもってうしろをぐんぐん切りまわしながら、それこそいっしょうけんめいにお遁げになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
かれここにおのもおのも天の安の河
九
を中に置きて
誓
(
うけ
)
ふ時に、天照らす大御神まづ建速須佐の男の命の
佩
(
は
)
かせる
十拳
(
とつか
)
の
劒
(
つるぎ
)
を乞ひ
度
(
わた
)
して、
三段
(
みきだ
)
に打ち折りて、ぬなとももゆらに
一〇
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
そしてまず
女神
(
めがみ
)
が、いちばん先に、
命
(
みこと
)
の
十拳
(
とつか
)
の
剣
(
つるぎ
)
をお取りになって、それを三つに折って、
天真名井
(
あめのまない
)
という井戸で洗って、がりがりとおかみになり、ふっと
霧
(
きり
)
をお吹きになりますと
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
ここに
御佩
(
みはかし
)
の
十拳
(
とつか
)
の劒を拔きて、
後手
(
しりへで
)
に
振
(
ふ
)
きつつ逃げ來ませるを、なほ追ひて
黄泉比良坂
(
よもつひらさか
)
一八
の坂本に到る時に、その坂本なる
桃
(
もも
)
の
子
(
み
)
三つをとりて持ち撃ちたまひしかば、悉に逃げ返りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
拳
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“十拳”で始まる語句
十拳剱