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北風
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ほくふう
ふりがな文庫
“
北風
(
ほくふう
)” の例文
ちょうど生きた
人魂
(
ひとだま
)
だね。
扨
(
さ
)
て門を這入ってみると
北風
(
ほくふう
)
枯梢
(
こしょう
)
を
悲断
(
ひだん
)
して
寒庭
(
かんてい
)
に
抛
(
なげう
)
ち、柱傾き瓦落ちて
流熒
(
りゅうけい
)
を
傷
(
いた
)
むという、散々な有様だ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
これや
北風
(
ほくふう
)
に一輪
勁
(
つよ
)
きを誇る梅花にあらず、また
霞
(
かすみ
)
の春に
蝴蝶
(
こちょう
)
と化けて飛ぶ桜の花にもあらで、夏の夕やみにほのかににおう月見草、と品定めもしつべき婦人。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
漢
(
かん
)
の
桓帝
(
くわんてい
)
の
時
(
とき
)
、
劉褒
(
りうはう
)
、
雲漢
(
うんかん
)
の
圖
(
づ
)
を
畫
(
ゑが
)
く、
見
(
み
)
るもの
暑
(
しよ
)
を
覺
(
おぼ
)
ゆ。
又
(
また
)
北風
(
ほくふう
)
の
圖
(
づ
)
を
畫
(
ゑが
)
く、
見
(
み
)
るもの
寒
(
かん
)
を
覺
(
おぼ
)
ゆ。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
胡場
(
こば
)
北風
(
ほくふう
)
に
嘶
(
いなゝ
)
き、
越鳥
(
ゑつてう
)
南枝
(
なんし
)
に
巣
(
す
)
くふ、
故郷
(
こきやう
)
の
忘
(
わすれ
)
がたきは世界の
人情
(
にんじやう
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
北風
(
ほくふう
)
南波
(
なんぱ
)
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北
常用漢字
小2
部首:⼔
5画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“北風”で始まる語句
北風戦
北風雲