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勝手口
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かってぐち
ふりがな文庫
“
勝手口
(
かってぐち
)” の例文
これは帽子もかむらず
勝手口
(
かってぐち
)
の傍で草でもむしっているような恰好をすれば、郵便配達夫は何の疑いもなく郵便物を私に手渡して呉れます。
三角形の恐怖
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかたなく、
昼間
(
ひるま
)
はあちらのごみ
箱
(
ばこ
)
をあさり、こちらのお
勝手口
(
かってぐち
)
をのぞき、
夜
(
よる
)
になると、
知
(
し
)
らぬ
家
(
いえ
)
のひさしの
下
(
した
)
や、
物置小舎
(
ものおきごや
)
のようなところにうずくまって、
眠
(
ねむ
)
ったのであります。
ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
井は
勝手口
(
かってぐち
)
から唯六歩、ぼろ/\に腐った
麦藁屋根
(
むぎわらやね
)
が通路と井を
覆
(
おお
)
うて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
門の
中
(
うち
)
に入るまで娘は絶えず身のまはりに気をくばりてゐたりしが初めて心おちつきたるさまになりてひしとわが身に寄添ひて手をとり、そのまま案内も
請
(
こ
)
はず
勝手口
(
かってぐち
)
を廻りて
庫裡
(
くり
)
の裏手に出づ。
葡萄棚
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
勝手口
(
かってぐち
)
へは、どこの家でも、たいがい
女中
(
じょちゅう
)
さんがでてくるのでした。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
▼ もっと見る
「そうかい。もう、
家
(
うち
)
の
勝手口
(
かってぐち
)
に
糞
(
ふん
)
をしなくて、それはいいあんばいだ。」
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“勝手”で始まる語句
勝手
勝手元
勝手許
勝手向
勝手次第
勝手元迄
勝手気儘
勝手称
勝手過
勝手三眛