トップ
>
力味
>
りきみ
ふりがな文庫
“
力味
(
りきみ
)” の例文
今日
(
けふ
)
は
香爐形
(
こうろがた
)
以上
(
いじやう
)
の
珍品
(
ちんぴん
)
を
掘出
(
ほりだ
)
したいと
力味
(
りきみ
)
かへつて
居
(
ゐ
)
ると、
余
(
よ
)
は
磨石斧
(
ませきふ
)
を
其燒土
(
そのやけつち
)
の
中
(
なか
)
から
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
瓜実顔
(
うりざねがお
)
で富士額、
生死
(
いきしに
)
を含む眼元の塩にピンとはねた
眉
(
まゆ
)
で
力味
(
りきみ
)
を付け、
壺々口
(
つぼつぼぐち
)
の
緊笑
(
しめわら
)
いにも
愛嬌
(
あいきょう
)
をくくんで
無暗
(
むやみ
)
には
滴
(
こぼ
)
さぬほどのさび、
背
(
せい
)
はスラリとして風に
揺
(
ゆら
)
めく
女郎花
(
おみなえし
)
の
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「何笑ひおる、」と伊勢武熊は
真摯
(
まじめ
)
に
力味
(
りきみ
)
返つて、「
功名
(
こうみやう
)
咄
(
ばなし
)
をするやうぢやがナ、
此前
(
このぜん
)
牛飼君が内閣の椅子を占められた時、警部長の内命を受けたが、大丈夫
豈
(
あに
)
田舎侍を甘んぜんや。 ...
貧書生
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
と酒井の前を
庇
(
かば
)
う気で、肩に
力味
(
りきみ
)
を入れて云ったが、続いて言おうとする
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
やがて、熊城が無理に
力味
(
りきみ
)
出したような声を出した。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
▼ もっと見る
というと、先はいっそう
力味
(
りきみ
)
を入れて
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“力味”で始まる語句
力味声