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切崩
ふりがな文庫
“切崩”の読み方と例文
読み方
割合
きりくず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりくず
(逆引き)
彼奴
(
きゃつ
)
が
屯
(
たむろ
)
を
作
(
な
)
さぬうち、
切崩
(
きりくず
)
さば、何の
一溜
(
ひとたま
)
りもあるべき。天下の
雌雄
(
しゆう
)
を決し、われらが大志を果すとき、この節到来。今ぞ到来ぞや。——怠るな各〻
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その次に車の止まったのは、
切崩
(
きりくず
)
した山を背負っている、藁屋根の茶店の前だった。二人の土工はその店へはいると、
乳呑児
(
ちのみご
)
をおぶった
上
(
かみ
)
さんを相手に、
悠悠
(
ゆうゆう
)
と茶などを飲み始めた。
トロッコ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
左
(
と
)
に
右
(
か
)
く二葉亭は八門
遁甲
(
とんこう
)
というような
何処
(
どこ
)
から切込んでも
切崩
(
きりくず
)
す事の出来ない論陣を張って、時々奇兵を放っては
対手
(
あいて
)
を
焦
(
じ
)
らしたり悩ましたりする
擒縦
(
きんしょう
)
殺活自在の思弁に
頗
(
すこぶ
)
る長じていた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
切崩(きりくず)の例文をもっと
(3作品)
見る
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
崩
常用漢字
中学
部首:⼭
11画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通
“切崩”のふりがなが多い著者
内田魯庵
吉川英治
芥川竜之介