“出(いづる)” の例文
おもふに、人(ひと)散(ちれ)ば演場(しばゐ)の蕭然(さみしくなる)を厭(いと)ふゆゑなるべし。いづくにか出(いづる)所あらんと尋(たづね)しに、此寺の四方垣(かき)をめぐらして出べきの隙(ひま)なし。
京都大学の文科教授新村出(いづる)博士は、言語学者で、物識(ものしり)で、おまけに万事によく気がつく方なので、これまでだつて、亡くなつた上田敏氏の未定稿『ダンテの神曲』を刊行した事以外には
おもふに、人(ひと)散(ちれ)ば演場(しばゐ)の蕭然(さみしくなる)を厭(いと)ふゆゑなるべし。いづくにか出(いづる)所あらんと尋(たづね)しに、此寺の四方垣(かき)をめぐらして出べきの隙(ひま)なし。