おほよ)” の例文
即ち根底からこれを破壞して新に假名遣を再造しなければならぬと云ふ程懸隔しては居らぬやうに見て居ります。おほよそ「有物有則」でありまして口語の上に既に則と云ふ者は自然にある。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
そのやうな光とはおほよちが
おほよ何処どこにあらう
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
おほよそ世の中にて、觀察ベオバハツングと云ひ、探究フオルシユングと云ふ心のはたらきには、一つとして歸納法の力をらざるものなし。人の著作を批評せむとするときも、先づ觀察し、探究せではかなはじ。是れ科學的手段なり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
おほよそ廿分ののち
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)