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凡有
ふりがな文庫
“凡有”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あら
66.7%
あらゆ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あら
(逆引き)
凡有
(
あら
)
ゆる翼を拡げきって空騒ぎをやらかしてやろうという、人間それ自身の儚なさのように、之も亦儚ない
代物
(
しろもの
)
には違いないが、然りといえども、人間それ自身が現実である限りは
FARCE に就て
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
凡有
(
あら
)
ゆる物の混沌の、凡有ゆる物の矛盾の、それら全ての
最頂点
(
パラロキシミテ
)
に於て、羽目を外して乱痴気騒ぎを演ずるところの愛すべき怪物が、愛すべき王様が、即ち
紛
(
まぎ
)
れもなくファルスである。
FARCE に就て
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
凡有(あら)の例文をもっと
(2作品)
見る
あらゆ
(逆引き)
そして私は、この単純な白漆喰に取り囲まれて、簡潔な、
直線的
(
リネエル
)
な医療機械に護られてゐると、
凡有
(
あらゆ
)
る
蟠
(
わだか
)
まりを発散して、白痴のやうにだらしなく安心したい気持になつた。
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
そして彼はその時にのみ、
凡有
(
あらゆ
)
る計算を打ち忘れて猛り立つやうであつた。
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
凡有(あらゆ)の例文をもっと
(1作品)
見る
凡
常用漢字
中学
部首:⼏
3画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“凡有”で始まる語句
凡有者
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凡有者