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凡有
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あら
ふりがな文庫
“
凡有
(
あら
)” の例文
凡有
(
あら
)
ゆる翼を拡げきって空騒ぎをやらかしてやろうという、人間それ自身の儚なさのように、之も亦儚ない
代物
(
しろもの
)
には違いないが、然りといえども、人間それ自身が現実である限りは
FARCE に就て
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
凡有
(
あら
)
ゆる物の混沌の、凡有ゆる物の矛盾の、それら全ての
最頂点
(
パラロキシミテ
)
に於て、羽目を外して乱痴気騒ぎを演ずるところの愛すべき怪物が、愛すべき王様が、即ち
紛
(
まぎ
)
れもなくファルスである。
FARCE に就て
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
ここから先へ一歩を踏み外せば本当の「
意味無し
(
ナンセンス
)
」になるといふ、斯様な、喜びや悲しみや歎きや夢や
嚔
(
くしゃみ
)
やムニャ/\や、
凡有
(
あら
)
ゆる物の混沌の、凡有ゆる物の矛盾の、それら全ての
最頂天
(
バラロキシミテ
)
に於て
FARCE に就て
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
凡
常用漢字
中学
部首:⼏
3画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“凡有”で始まる語句
凡有者