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凍傷
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とうしやう
ふりがな文庫
“
凍傷
(
とうしやう
)” の例文
お杉はゴクリと
固唾
(
かたづ
)
を呑んで、三白眼を大きく見開きます。肩に肉の付いた、手は
凍傷
(
とうしやう
)
の
痕
(
あと
)
のある、なりふり構はぬ姿です。
銭形平次捕物控:142 権八の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
北海道
(
ほくかいだう
)
に
移住後
(
いぢゆうご
)
、
冬時
(
とうじ
)
余
(
よ
)
の
服裝
(
ふくさう
)
は、
内地
(
ないち
)
に
在
(
あ
)
りし
時
(
とき
)
と
殆
(
ほと
)
んど
異
(
こと
)
ならず。
而
(
しか
)
して
當地
(
たうち
)
の
寒氣
(
かんき
)
を
左程
(
さほど
)
に
感
(
かん
)
ぜざるのみならず、
凍傷
(
とうしやう
)
等
(
とう
)
に
一度
(
いちど
)
も
犯
(
をか
)
されたる
事
(
こと
)
あらず。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
私たちは、長靴を持つてゐなかつたし、雪が靴の中に這入つて來て中で
溶
(
と
)
けるし、
手套
(
てぶくろ
)
を嵌めない手は、すつかりかじかんで、兩足と同じく、
凍傷
(
とうしやう
)
が出來てゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
凍傷
(
とうしやう
)
の膝に藁巻きゐざりける
爺
(
をぢ
)
さが富める外套は見よ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“凍傷”の解説
凍傷(とうしょう)は、低温が原因で生じる皮膚や皮下組織の傷害である。極度の低温はもちろん、0℃を少々下回る程度の温度でも長時間さらされると生じ、痛みを伴う。瘃(ちょく)は凍傷の意味である。
(出典:Wikipedia)
凍
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“凍”で始まる語句
凍
凍死
凍土
凍雲
凍上
凍雪
凍結
凍蝶
凍豆腐
凍原