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冉々
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ぜん/\
ふりがな文庫
“
冉々
(
ぜん/\
)” の例文
嗚呼
(
あゝ
)
天地味ひなきこと久し、花にあこがるゝもの誰ぞ、月に
嘯
(
うそぶ
)
くもの誰ぞ、人世の
冉々
(
ぜん/\
)
として
減毀
(
げんき
)
するを
嗟
(
さ
)
し、
惆
(
ちう
)
として命運の
私
(
わたくし
)
しがたきを慨す。
哀詞序
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
女婢
(
こしもと
)
其
(
そ
)
の
後
(
しりへ
)
に
續
(
つゞ
)
いて、こはいかに、
掃帚
(
はうき
)
に
跨
(
またが
)
り、ハツオウと
云
(
い
)
つて
前後
(
ぜんご
)
して
冉々
(
ぜん/\
)
として
雲
(
くも
)
に
昇
(
のぼ
)
り
去
(
さ
)
つて
姿
(
すがた
)
を
隱
(
かく
)
す。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
洋海は終に溢れて大地を包まず、
冉々
(
ぜん/\
)
として行暮する人世、遂に新なるを知らず、又た
故
(
こ
)
なるを知らず。
富嶽の詩神を思ふ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
冉
漢検1級
部首:⼌
5画
々
3画
“冉”で始まる語句
冉有
冉求
冉伯牛
冉
冉従長