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内陣
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ないぢん
ふりがな文庫
“
内陣
(
ないぢん
)” の例文
其れから
畳
(
たヽみ
)
の破れを新聞で張つた、
柱
(
はしら
)
の
歪
(
ゆが
)
んだ
居間
(
ゐま
)
を二つ
通
(
とほ
)
つて、横手の光琳の梅を書いた
古
(
ふる
)
ぼけた大きい
襖子
(
ふすま
)
を開けると十畳敷許の
内陣
(
ないぢん
)
の
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
今死んでも用意が出來てゐるだらうか? またゲィツヘッド教會の
内陣
(
ないぢん
)
の下の
納棺所
(
なふくわんじよ
)
は、私にとつて樂しい目的地であらうか? その納棺所に、リード氏が埋葬されてゐると聞いてゐる。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
空色
(
そらいろ
)
しづむ
内陣
(
ないぢん
)
の闇ほのぐらき
静寂
(
せいじやく
)
に
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
其処
(
そこ
)
は雨が
甚
(
ひど
)
く洩るので、四方の戸を
阿父
(
おとう
)
さんが
釘附
(
くぎづけ
)
にして自分の生れ無い前から開けぬ事に成つて居る。
御参詣
(
おまゐり
)
の人も無い寺なので、内の者は
内陣
(
ないぢん
)
で本尊様を拝む。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
不断
(
ふだん
)
の
燻
(
くゆ
)
り、
内陣
(
ないぢん
)
の
尊
(
たふと
)
さ深さ
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
兄の
睨
(
にら
)
むのも
見返
(
みかへ
)
らずに、貢さんは蝋燭と庖丁とを持つて
内陣
(
ないぢん
)
へ
跳
(
と
)
ぶ様に
上
(
あが
)
つて行つた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
“内陣”の意味
《名詞》
内陣(ないじん)
寺院で本尊を安置する場所。
神社で神体を安置する場所。。
(出典:Wiktionary)
“内陣”の解説
内陣(ないじん)は、
寺院の本堂内部において本尊を、神社の本殿内部において神体を安置する場所。外陣(げじん)と対置される。
上の語をキリスト教の教会建築におけるbema, chancelの訳語として用いたもの。
(出典:Wikipedia)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
陣
常用漢字
中学
部首:⾩
10画
“内陣”で始まる語句
内陣脇
内陣裡