“ないぢん”の漢字の書き方と例文
語句割合
内陣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処そこは雨がひどく洩るので、四方の戸を阿父おとうさんが釘附くぎづけにして自分の生れ無い前から開けぬ事に成つて居る。御参詣おまゐりの人も無い寺なので、内の者は内陣ないぢんで本尊様を拝む。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
不断ふだんくゆり、内陣ないぢんたふとさ深さ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
兄のにらむのも見返みかへらずに、貢さんは蝋燭と庖丁とを持つて内陣ないぢんぶ様にあがつて行つた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)