其積そのつもり)” の例文
そうだ更に初めても構いはせぬなア面白い初めようじゃ無いかし/\其積そのつもりず第一に此家の店番を呼び問正といたゞして見よう
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
エヽ麻布あざぶ三軒家さんげんやなんで。「うも大変たいへんに遠いね、まアい、ぢやア其積そのつもりで。金「へいかしこまりました。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
からそれをすぐ御友達おともだちの所へ届けて御上おあげなさい。是はにいさんには内所ないしよだから其積そのつもりでゐなくつては不可いけない。奥さんの事も宿題にするといふ約束だから、よく考へて返事をなさい。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)