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兵禍
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へいか
かかる
大切の場合に
臨んでは
兵禍は恐るるに
足らず、天下後世国を立てて外に交わらんとする者は、
努〻吾維新の
挙動を学んで
権道に
就くべからず
一時の
兵禍を
免かれしめたると、
万世の士気を
傷つけたると、その功罪
相償うべきや。
維新前後の
吾身の
挙動は一時の
権道なり、
権りに
和議を講じて
円滑に事を
纏めたるは、ただその時の
兵禍を恐れて人民を
塗炭に救わんが
為めのみなれども、本来
立国の要は
瘠我慢の一義に
在り