“児孫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じそん80.0%
まごこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生がさんおさむる事をやめられてから、一家の主人役に立たれたあなたが、児孫じそんの為に利益を計り権利を主張し、切々せっせと生活の資を積む可く努められたのも
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
負えるあり、いだけるあり、児孫じそんを愛するが如し。松のみどりこまやかに、枝葉しよう汐風しおかぜに吹きたわめて、屈曲おのずからためたる如し。そのけしき窅然ようぜんとして美人のかんばせよそおう。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
れとて無上の快楽事とも思われず、マア/\児孫まごこを集めて共にたわぶれ、色々な芸をさせたりきな物を馳走ちそうしたりして、一家内の長少睦しくたがいに打解けてかたり笑うその談笑の声を一種の音楽として
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)