“じそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自尊55.6%
児孫44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自尊じそん自知じち自治じちの三は、一しょうみちびいて王者の位に達せしむるなり)
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
いく丁斑魚めだかでも満足まんぞくられんなら、哲学てつがくをせずにはおられんでしょう。いやしくも智慧ちえある、教育きょういくある、自尊じそんある、自由じゆうあいする、すなわかみぞうたる人間にんげんが。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
わたくしは老後に児孫じそんのない事を以て、しみじみつくづく多幸であると思わなければならない。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
諸仏祖師の何人も禅宗とは称しなかった。「しるべし禅宗の称は魔波旬まはじゅんの称するなり、魔波旬の称を称しきたらんは魔党なるべし、仏祖の児孫じそんにあらず」(正法眼蔵仏道)。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)