トップ
>
児孫
>
じそん
ふりがな文庫
“
児孫
(
じそん
)” の例文
先生が
産
(
さん
)
を
治
(
おさ
)
むる事をやめられてから、一家の主人役に立たれたあなたが、
児孫
(
じそん
)
の為に利益を計り権利を主張し、
切々
(
せっせ
)
と生活の資を積む可く努められたのも
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
負えるあり、
抱
(
いだ
)
けるあり、
児孫
(
じそん
)
を愛するが如し。松のみどり
濃
(
こま
)
やかに、
枝葉
(
しよう
)
汐風
(
しおかぜ
)
に吹きたわめて、屈曲おのずからためたる如し。そのけしき
窅然
(
ようぜん
)
として美人の
顔
(
かんばせ
)
を
粧
(
よそお
)
う。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
わたくしは老後に
児孫
(
じそん
)
のない事を以て、しみじみつくづく多幸であると思わなければならない。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
諸仏祖師の何人も禅宗とは称しなかった。「しるべし禅宗の称は
魔波旬
(
まはじゅん
)
の称するなり、魔波旬の称を称しきたらんは魔党なるべし、仏祖の
児孫
(
じそん
)
にあらず」(正法眼蔵仏道)。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
孫
常用漢字
小4
部首:⼦
10画
“児”で始まる語句
児
児戯
児童
児供
児等
児島
児女
児玉
児曹
児島高徳