“児島高徳”の読み方と例文
読み方割合
こじまたかのり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傷ついたゲルマンのわしの鳥籠だ。立って眺めていると、うしろに人のけはいがした。独逸ドイツ児島高徳こじまたかのりに相違ない。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
本軍はもちろん男山八幡の方面にあった千種ちぐさの中将と、児島高徳こじまたかのりの約一万で、たれやら後醍醐の皇子のうちの御一名を上にいただき、小幡こばた、竹田方面から
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舞台に立って、児島高徳こじまたかのりに投げられた雑兵ぞうひょうが、再び起上って打向ってくるはずなのが、投げられたなりになってしまったほど、彼らは疲労困憊こんぱいの極に達していた。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)