じゅ)” の例文
郷里いなかではじゅの寺小屋をひらいており、たまたま、遊歴の旅費かせぎに、好きな筮卜ぜいぼくをとって、特にお望みの方だけに見て上げておるような次第でして
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
専門たるりつれきえきのほかに道家どうかの教えにくわしくまたひろじゅぼくほうめい諸家しょかの説にも通じていたが、それらをすべて一家のけんをもってべて自己のものとしていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「君子のじゅになるのだ。小人の儒になるのではないぞ。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)