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傷寒
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しやうかん
ふりがな文庫
“
傷寒
(
しやうかん
)” の例文
「まだありますよ。此春は主人の金兵衞が
傷寒
(
しやうかん
)
を
患
(
わづら
)
つて、危ないと言はれましたが、喜三郎はその枕元に付きつきりで、六十日の間帶も解かなかつたさうですよ」
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
傷寒
(
しやうかん
)
の病に紛れ無く、且は手遅れの儀も有之、今日中にも、存命覚束なかる可きやに見立て候間、
詮方
(
せんかた
)
無く其旨、篠へ申し聞け候所、同人又々狂気の如く相成り
尾形了斎覚え書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
見せに
遣
(
つか
)
はされしに役人は
家主
(
いへぬし
)
徳兵衞を案内に庄兵衞が家を調べんと
至
(
いた
)
り見しに此節女房は
傷寒
(
しやうかん
)
にて打臥
床
(
とこ
)
に着しまゝ立居も
出來
(
でき
)
ぬ體なり斯る所へ家主の案内にて
役人
(
やくにん
)
入り來り
家搜
(
やさが
)
しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
中江川平太夫は
白虎
(
びやくこ
)
の平太と異名を取つた大盜賊で、三十臺に
傷寒
(
しやうかん
)
を
患
(
わづら
)
つて頭の毛は眞つ白になりましたが、年はまだ四十そこ/\、ヨボヨボどころか恐ろしい體術の達人で、猿のやうに
梁
(
はり
)
を渡り
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
與へ
孤子
(
みなしご
)
なればとて
只管
(
ひたすら
)
不便
(
ふびん
)
に思ひ
養
(
やしな
)
ひけり扨て玉之助も年月の
立
(
たつ
)
に從ひ
成長
(
せいちやう
)
しければ
最早
(
もはや
)
牛馬にも
踏
(
ふまれ
)
じと嘉傳次も少しく
安堵
(
あんど
)
し
益々
(
ます/\
)
成長の末を
祈
(
いの
)
りし親の心ぞ
切
(
せつ
)
なけれ其夏の事とか嘉傳次は
傷寒
(
しやうかん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
“傷寒”で始まる語句
傷寒論