“修(おさむ)” の例文
徒ニ遺産ヲ費シ安然トシテ妻子ヲ畜(やしな)フ。文子ノイハユル孝ハ妻子ニ衰フモノトハ僕ノ謂歟(いいか)。多罪。野君久シク病ニ伏シ書ヲ賢兄ニ修(おさむ)ルコト能ハズ。僕ニ属シテ懇(ねんごろ)ニ謝セシム。頓首(とんしゅ)死罪。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
学者にして斯(か)くの如き性行を有するものは往々誤って辺幅(へんぷく)を修(おさむ)るものと見なされやすい。毅堂はまた甚しく癇癖(かんぺき)の強い人であったので、動(やや)もすると家人に対しても温辞を闕(か)くことがあった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)