便ただ)” の例文
いで師の教えを受け、各この薬を磨くに、竜樹かおりぎてすなわち便ただちにこれを識る。数の多少を分かつに、錙銖ししゅも失うなし。
すなわち便ただちにおのおのに青薬一丸を授け、而してこれに告げて曰く、汝この薬を持ち、水を以てこれをき、って眼臉に塗らば、形まさに自ずから隠るべしと。
阿那律これに答えること初めの如し。寡婦またこれなる念いを作す。男子の惑う所はだ色に在り。我まさに形をあらわにしてその前に立つべしと。すなわち便ただちに衣を脱して前に立ちて笑う。
まさに一の客舎を作り、在家出家の人を意に任せて宿止せしめ、中において択び取らんと。すなわち便ただちにこれを作り、道路に宣令して、宿るをつ。時に阿那律、暮にかの村に至り、宿所を借問す。