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供頭
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ともがしら
ふりがな文庫
“
供頭
(
ともがしら
)” の例文
そこで家老とお
供頭
(
ともがしら
)
との間に、烈しい口論がありました。口論ではなく家老がお供の者たちを
罵
(
ののし
)
って
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
供頭
(
ともがしら
)
安積玄心斎、谷大八、脇本門之丞と、名だたる三人がいっしょだから、一同なんの心配もなく、かえって、鬼のいぬ間の洗濯と、宵から大酒盛をやったあげく
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
立出で
行列
(
ぎやうれつ
)
以前よりも
華美
(
くわび
)
に
粧
(
よそほ
)
ひて藤井左京赤川
大膳
(
だいぜん
)
供頭
(
ともがしら
)
となりて來る程に
途中
(
とちう
)
の横町々々は大戸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
居合わした
供頭
(
ともがしら
)
らしい尾州家の藩士が、ぎょッならんばかりにうろたえながら、荒々しくこづき返すと、江戸八百八町の大立て物をなんと見誤ったものか、けわしくきめつけました。
右門捕物帖:16 七化け役者
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
時に棟に通ずる
件
(
くだん
)
の
階子
(
はしご
)
を棟よりして
入来
(
いりきた
)
る、
岩代国
(
いわしろのくに
)
麻耶郡
(
まやごおり
)
猪苗代の城、千畳敷の
主
(
ぬし
)
、亀姫の
供頭
(
ともがしら
)
、朱の盤坊、大山伏の
扮装
(
いでたち
)
、頭に
犀
(
さい
)
のごとき角一つあり、
眼
(
まなこ
)
円
(
つぶら
)
かに
面
(
つら
)
の色朱よりも赤く、手と脚
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
供頭
(
ともがしら
)
の口からその趣をしかじかと帝へ
奏聞
(
そうもん
)
した。
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
供頭
(
ともがしら
)
の
亘理蔵人
(
わたりくらんど
)
どのから聞いたのです」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
供頭
(
ともがしら
)
が見舞いにいったら、野郎め、どこかへ雲隠れして見えねえっていうんですよ。
右門捕物帖:19 袈裟切り太夫
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
供頭
(
ともがしら
)
の発する制止の声です。
右門捕物帖:16 七化け役者
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“供頭”で始まる語句
供頭役