トップ
>
佶
>
きつ
ふりがな文庫
“
佶
(
きつ
)” の例文
握
(
にぎ
)
り向ふを
佶
(
きつ
)
と見詰たる手先に
障
(
さは
)
る
箸箱
(
はしばこ
)
をば
掴
(
つか
)
みながらに
忌々
(
いま/\
)
しいと怒りの餘り
打氣
(
うつき
)
もなく
側
(
かたへ
)
に
茫然
(
ぼんやり
)
坐
(
すわ
)
りゐて獨言をば聞ゐたる和吉の
天窓
(
あたま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『小川
様
(
さん
)
!』と、女は
佶
(
きつ
)
と顔をあげた。其顔は眉毛一本動かなかつた。『私の様なもののことを然う言つて下さるのはそれや有難う御座いますけれど。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
取出し拔て
行燈
(
あんどう
)
の
火影
(
ほかげ
)
に
佶
(
きつ
)
と鍔元より
切先
(
きつさき
)
掛
(
かけ
)
て打返し見れども見れども
曇
(
くもり
)
なき
流石
(
さすが
)
は
業物
(
わざもの
)
切味と見惚て莞爾と
打笑
(
うちわら
)
ひ
鞘
(
さや
)
に納めて
懷中
(
ふところ
)
へ忍ばせ父の
寢顏
(
ねがほ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と言つてる所へ、入口に人の訪るる
気勢
(
けはい
)
。智恵子は
佶
(
きつ
)
と口を結んだ。俄かに動悸が強く打つ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
佶
(
きつ
)
と其下の方を見て居たが、何を思つてか、智恵子は
急
(
いそが
)
しく其急な坂を
下
(
くだ
)
り初めた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
佶
漢検1級
部首:⼈
8画
“佶”を含む語句
佶屈
佶屈聱牙
佶倔
佶倔聱牙
元佶
北副佶摩
棠辺元佶
浅佶