“棠辺元佶”の読み方と例文
読み方割合
たうへんげんきつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此年の武鑑を検するに、向柳原むかうやなぎはらの多紀宗家は「多紀安常、父安良、御医師方子息」と記してある。安良あんりやう暁湖元昕げうこげんきん、其子安常は棠辺元佶たうへんげんきつである。元佶は実は暁湖の季弟である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
多紀氏宗家では暁湖元昕げうこげんきんが此年十月二十七日に歿して、弟棠辺元佶たうへんげんきつが順養子としてのちいだ。元昕は此年の武鑑奥医師のもとに「多紀安良法眼、父安元、二百表、向柳原」と記してある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)