“佶屈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっくつ94.4%
きつくつ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、学生俳句に多くの漢語を用ゐて自ら得たりと為すも、佶屈きっくつに過ぎて趣味を損ずる者多し。漢語を用うるは左の場合に限るべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
すこぶる精微を極め、文辞また婉宕えんとうなり。大いに世の佶屈きっくつ難句なる者と科を異にし、読者をして覚えず快を称さしむ。君よわいわずかに二十四、五。
眞淵が萬葉にも善き調あり惡き調ありといふことをいたく氣にして繰り返し申し候は世人が萬葉中の佶屈きつくつなる歌を取りて「これだから萬葉はだめだ」などゝ攻撃するを恐れたるかと相見え申候。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)