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何方様
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どちらさま
ふりがな文庫
“
何方様
(
どちらさま
)” の例文
旧字:
何方樣
友「へい/\、どういたしまして
新店
(
しんみせ
)
のことで、
何方様
(
どちらさま
)
へでも参ります、
何
(
ど
)
う云う物が御入用様でげすか、えー宅にありませんでも取寄せて御覧に入れます」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『はい、瀬川は手前でごはすよ——失礼乍ら
貴方
(
あんた
)
は
何方様
(
どちらさま
)
で?』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「三つぐらいならあります、
何方様
(
どちらさま
)
でございましょう」
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
夫
(
それ
)
にまだ
世間
(
せけん
)
には
売物
(
ばいぶつ
)
にないと
云
(
い
)
ふ
結構
(
けつこう
)
なお
下物
(
さかな
)
でせう
何
(
なん
)
だか名も知らない
美味物許
(
うまいものばかり
)
なんで
吾知
(
われし
)
らず
大変
(
たいへん
)
に
酔
(
よ
)
つちまひました、
夫
(
それ
)
ゆゑ
何方様
(
どちらさま
)
へも
番附
(
ばんづけ
)
を
配
(
くば
)
らずに
帰
(
かへ
)
つたので
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
何方様
(
どちらさま
)
でございましょう」
萌黄色の茎
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
此の頃は
何方様
(
どちらさま
)
へ参りましても
洋犬
(
かめ
)
が居りまして、其の
洋犬
(
かめ
)
が御主人の
使
(
つかい
)
をいたし、
或
(
あるい
)
は賊を見て吠える所で見ますれば、他人と主人とは
正
(
ちゃん
)
と自然に其の区別を知って居りますので。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小「
何方様
(
どちらさま
)
からお出でゞございます」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
取寄せて持参致しますが
何方様
(
どちらさま
)
で
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婢「はい入らっしゃい
何方様
(
どちらさま
)
」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“何方”で始まる語句
何方
何方付
何方側
何方樣
何方迄