“人払”のいろいろな読み方と例文
旧字:人拂
読み方割合
ひとばらい75.0%
ひとばれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎はたちま剥啄はくたくの声を聞いた。仲間ちゅうげん誰何すいかすると、某貴人の使つかいだといった。抽斎は引見した。来たのは三人のさぶらいである。内密にむねを伝えたいから、人払ひとばらいをしてもらいたいという。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
応接所の戸をぴんと閉めて、人払ひとばらいの上立籠たてこもれるは深川綾子と怪しき婦人おんな
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婆アさまは何処どこまで烟草をえに往ったんだろう尤もらないのだ、人払ひとばれえの為に買えに遣ったんだがあんまなげえなア
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)