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二俣
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ふたまた
ふりがな文庫
“
二俣
(
ふたまた
)” の例文
而して後、第二旅団の全部と、第一旅団の一部を本軍として、正面から攻撃することになり、第一旅団の残部は
二俣
(
ふたまた
)
を目指すことになった。
田原坂合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「今しがた
二俣
(
ふたまた
)
城へまいった物見(
斥候
(
せっこう
)
)がかえり、二俣もついに落城、
甲州
(
こうしゅう
)
勢はいっきにこの
浜松
(
はままつ
)
へおし寄せまいるとのことでござります」
死処
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
かくてその御子をお連れ申し上げて遊ぶ有樣は、尾張の相津にあつた
二俣
(
ふたまた
)
の杉をもつて二俣の小舟を作つて、持ち上つて來て、大和の
市師
(
いちし
)
の池、
輕
(
かる
)
の池に浮べて遊びました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
すなわち海岸に沿うて
漕
(
こ
)
ぎ廻る船から見れば、二つの丘陵の尾崎が併行して海に突き出している所あたかも
二俣
(
ふたまた
)
大根などのごとく、その二丘陵の間からは必ず小川が流れ込み
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
二俣
(
ふたまた
)
の奥、
戸室
(
とむろ
)
の
麓
(
ふもと
)
、岩で城を
築
(
つ
)
いた山寺に、
兇賊
(
きょうぞく
)
籠
(
こも
)
ると知れて、まだ
邏卒
(
らそつ
)
といった時分、
捕方
(
とりかた
)
が
多人数
(
たにんず
)
、
隠家
(
かくれが
)
を取巻いた時、表門の
真只中
(
まっただなか
)
へ、その
親仁
(
おやじ
)
だと言います、六尺一つの
丸裸体
(
まるはだか
)
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
二俣
(
ふたまた
)
という処で川と別れ、東海道の掛川へぬけたが、七日間ぶっとおしの旅でさすがに疲れたし、府中まではあと十里余りなので、掛川の宿で一日
躯
(
からだ
)
を休めた。
雨の山吹
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
俣
漢検準1級
部首:⼈
9画
“二俣”で始まる語句
二俣城
二俣尾
二俣川
二俣村
二俣榲
二俣小舟