“市師”の読み方と例文
読み方割合
いちし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、はるばると大和やまとまで運ばせて、市師いちしの池という池におかべになり、その中へごいっしょにお乗りになって、皇子をお遊ばせになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
かれその御子をて遊ぶさまは、尾張の相津なる二俣榲ふたまたすぎ二俣小舟ふたまたをぶねに作りて、持ち上り來て、やまと市師いちしの池かるの池に浮けて、その御子をて遊びき。
かくてその御子をお連れ申し上げて遊ぶ有樣は、尾張の相津にあつた二俣ふたまたの杉をもつて二俣の小舟を作つて、持ち上つて來て、大和の市師いちしの池、かるの池に浮べて遊びました。