争論そうろん)” の例文
旧字:爭論
音楽のことで友だちとぼくにわからないことがあるんです。なんでもあなたは名高い音楽家だと聞いていましたから、二人の争論そうろん
而も争論そうろんは何時も要領をずにをはつて、何時までも底止とめどなく同じことを繰返くりかへされてゐるのであツた。そしてグヅグヅの間に一ねん二年と經過けいくわして今日こんにちとなツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
かれらをただしい武門ぶもんの人間とかんがえて、試合しあい争論そうろんあせをながしたのがおろかであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松井田はしばらく風間と争論そうろんした。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
きのう巡査じゅんさとの争論そうろんを見物した人たちはのこらず出て来たし、おまけに友だちまでって来た。いったいツールーズの土地でも巡査はきらわれ者になっていた。