“そうろん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
争論71.4%
諍論28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらをただしい武門ぶもんの人間とかんがえて、試合しあい争論そうろんあせをながしたのがおろかであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松井田はしばらく風間と争論そうろんした。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
何故のあの諍論そうろん? 何故の彼喧嘩? 無論先生の出奔と死は、云わば爆裂弾ばくれつだんを投げたもので、あとの騒ぎが大きいのが自然であるし、また必要でもあるし
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いなおよそ神を信ずる者にしてこの二語を奉ぜざるものありや、細部の諍論そうろんしばらくけ、凡そ何人なんぴとか神を信ずるものにしてこの二語を否定するものありや。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
前論士も又その意味で云われたようである。但しただすみやかにかの西方の覚者に帰せよと、これは仏教の中に於て色々諍論そうろんのある処である。今はこれを避ける。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)