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乳屋
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ちちや
ふりがな文庫
“
乳屋
(
ちちや
)” の例文
別荘へは
長男
(
かしら
)
の
童
(
わらべ
)
が朝夕二度の
牛乳
(
ちち
)
を運べば、
青年
(
わかもの
)
いつしかこの童と親しみ、その後は
乳屋
(
ちちや
)
の
主人
(
あるじ
)
とも
微笑
(
ほほえ
)
みて物語するようになりぬ。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
葬式の五日目に、話題に上った上祖師ヶ谷の行衛不明の兵士の消息を
乳屋
(
ちちや
)
が告げた。兵士の彦さんは
縊死
(
いっし
)
したのであった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
深川の
乳屋
(
ちちや
)
も知ってる人と見え、やあとあいさつして
遠慮
(
えんりょ
)
もなくあがってきた。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
雪で、今日は新聞が
来
(
こ
)
ぬ。朝は
乳屋
(
ちちや
)
、午後は七十近い
郵便
(
ゆうびん
)
配達
(
はいたつ
)
の
爺
(
じい
)
さんが来たばかり。
明日
(
あす
)
の
餅搗
(
もちつ
)
きを頼んだので、隣の
主人
(
あるじ
)
が
糯米
(
もちごめ
)
を取りに来た。其ついでに、
蒸
(
ふ
)
かし立ての
甘藷
(
さつまいも
)
を二本鶴子に
呉
(
く
)
れた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
乳
常用漢字
小6
部首:⼄
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“乳”で始まる語句
乳母
乳
乳房
乳呑児
乳人
乳呑
乳母車
乳児
乳首
乳汁