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不品行
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ふしだら
ふりがな文庫
“
不品行
(
ふしだら
)” の例文
と、つい
呟
(
ぼや
)
くやうにいふ事がある。自分の病気を
不品行
(
ふしだら
)
の
故
(
せゐ
)
だとばかし思つてゐる患者は、それが羅馬字と関係があると聞いて、大抵は一寸
吃驚
(
びつくり
)
する。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
……うちの娘は元来勝気な娘で、東京へ行って独身で身を立てる、女権拡張に努力するという置手紙をして出て行った位で、そんな
不品行
(
ふしだら
)
をするような女じゃない。
空を飛ぶパラソル
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
人を殺しても守りたいほど、そんなに名誉が大切なら、なぜ
不品行
(
ふしだら
)
をなさるんです。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今なら女優を
想
(
おも
)
わしめるジャラクラした沼南夫人が長い留守中の孤独に堪えられなかったというは、さもありそうな気もするが、マサカに世間で評判するようなソンナ
不品行
(
ふしだら
)
もあるまいと
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
見る目は人の
咎
(
とが
)
にして、有るまじき事と思ひながらも、立ちし浮名の消ゆる時なくば、
可惜
(
あたら
)
白玉の
瑕
(
きず
)
に成りて、其身一生の不幸のみか、あれ見よ伯母そだてにて投げやりなれば、薄井の娘が
不品行
(
ふしだら
)
さ
雪の日
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
おかげ様で一郎が元の潔白な
身体
(
からだ
)
になります
許
(
ばか
)
りでなく、妹にも久しく
不品行
(
ふしだら
)
な事が御座いません事が、
亡骸
(
なきがら
)
をお調べ下さいましてから、お判りになりましたとの事で
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“不品行”の意味
《名詞》
品行や身持ちが悪いこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変