“上町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみまち54.5%
うへまち18.2%
うえまち9.1%
うはまち9.1%
うわまち9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美満寿屋というのは表通の上町かみまちに出来ている飲食店であったが、主人というのが元を正せば洋服を着た方の種類の人物ひと
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
翌日陸奥が来ましたから此事を話し、西郷さんにも知らせると、ソレは怪しからぬと云つて、私等二人を上町うへまちと云ふ処へ移らせ、番人を置いて警戒させてくれました。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
又百二十八社めぐりと云って、住吉、生玉いくたま高津こうづの三社とその末社とへ月詣つきまいりをしたこと。節分には上町うえまちの寺々の地蔵巡りをして、自分の歳の数だけもちを供えて廻ったこと。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
四 山頂の平地ぞ世には類ひなき西は上町うはまちひがし下町
鹿野山 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)
上町うわまちの樹の茂りの中へ飛んで見えなくなった。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)